幼い頃から、母に文句を言ったり意見をすると
心が折れるまで責め立てられる経験を何度もしました。
その結果「母に意見すること」を想像しただけで
恐怖で体が震えるように。
有名な「パブロフの犬」状態です。
(犬にメトロノームを聞かせた後、餌を与える事を繰り返すと
メトロノームを聞いただけで唾を出すようになる)
母は私に「全く同じ価値観を持ったコピーになること」を
望んでいるようでした。
子どもは「親に見捨てられる=死」という事を
直感的に知っているため、
「母に異を唱えないこと」が私の生存戦略になりました。
しかし、大人になればその状況も変わります。
自分で生きられるなら
精神を成長させるために
この戦略から抜け出さなければいけない。
いつまでも、母のコピーではいられません。
ところが、30年近く使用してきたパターンを変えることは
並大抵ではありません。
例えるなら野球のピッチャーが
馴染んだ投法を変えるようなものでしょうか。
(野球やったことないですけど(^^;A))
そこには成長への期待と背中合わせに
大きなリスクが伴います。
「まだ親に囚われている」ことに気づいたき
私は次なるアクションを起こすのでした。