親に傷つけられながら育った人の中には
親への違和感を感じながらも、そんな自分を肯定できない人がいるのではと思います。
その理由のひとつは
世間で「親を否定すること」への風当りが強いことです。
「まだ子どもだね 早く大人になったら?」
「親に育ててもらった恩を忘れてる」
「どこの親もそう あなただけ特別じゃない」
「体罰されたわけじゃないでしょ?」
「親不孝者だね」
おそらく、世の中の人は
「子どもの心をむやみに傷つける親」がいるなんて
認めたくないのかな、と私は思っています。
そんな中で、たとえ本の中からでも
「あなたがおかしいわけじゃない」というメッセージを貰ったことは心強いし、自分が少し許されたように感じました。
そしてこの本では、そのような親に育てられた人が自立するために
親との「対決」が提案されていたのでした。
次回以降、対決の内容について書いていきたいと思います。